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館長からのメッセージ

館長からのメッセージ
2008年4月

 松下社会科学振興財団は、平成元年4月27日に松下幸之助が亡くなって満3年目の平成4年4月に、故「むめの」夫人が寄付した基金で設立されました。

幸之助は松下電器の経営に当たる傍ら、京都を拠点にPHP活動を続けてきましたが、日本の歴史、伝統、文化の中心である古都をこよなく愛し、京都東山の山麓、南禅寺の近くに、日本庭園を持つ屋敷を譲り受け、真々庵と名づけ、そこを思索とPHP研究の拠点にして、いわゆる「松下哲学」を確立しました。

そこで、幸之助が生前お世話になった京都へのお礼の意味を込めて、何か記念になる施設をとの思いで、幸之助生誕100年にあたる平成6年5月7日に、松下資料館が、財団の活動拠点として完成しました。

そしてそこでの主な事業の目的は次のように定められました。

(1) 経営に関する理念や実践事例、さらにはそれらの基礎をなす社会科学分野の諸資料の収集、
調査研究、その展示等を行うことにより、京都産業の振興に寄与する。
(2) 経営に関する研修会、講演会等を開催する。
(3) 経営に関する諸研究への助成を行う。

松下幸之助とむめの夫人

 以上の活動を具体的に推進するために、3階建の建物が建設され、1階、経営図書館、2階、展示場「松下幸之助・経営の道」、3階、研究室、会議・研修室等が設けられました。

 開設当初より、国内外より、多くの経営者、ビジネスマンが、幸之助が確立した経営哲学を学ぶために、また「日本的経営」を研究するために来館されましたが、最近は修学旅行中の高校生、ベンチャ―志向の大学生、若手、中堅社員、そして高度成長真只中の中国のビジネスマン等、来館者の若年化、多様化が目立ちます。

 今年は、当資料館が設立され、15年目、そして幸之助没後20年という節目の年でもあり、このたび2階を全面的にリニュ―アルいたしました。

 これを機に、当資料館は、今一度設立の原点に立ち返り、当初定められた目的に沿って、研究会はもとより、講演会、シンポジウム、研修会等の活動を一層積極的に推進し、幸之助が願った物心一如の繁栄社会の実現の一助となるべく微力を尽くしたいと考えています。

 皆様の一層のご支援を心よりお願い申し上げます。

財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 川越森雄

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