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館長からのメッセージ

海外からのご来館者が増えています
2008年10月

 最近、海外からのご来館者が増えてきました。特に発展著しい中国からは、経営者、経営幹部、大学生などが、日本での研修の一環として毎月多数来館されていますが、時折、遠い異国でビジネスをしている日本人が来館し、熱心に松下哲学を学ばれています。

 先日、ブラジルから日系人の67歳の経営者が来館し、3日間、当資料館に通い、すべての映像を熱心に視聴されました。ご本人の話によれば、16歳の時、神奈川県の小田原市から、両親とともにブラジルに移民し、農地の開拓をしていたそうですが、40年前に一念発起して起業、現在は、サンパウロで、工業用掃除機のトップメ-カ-として、着実に発展しているそうです。

 現在に至るまでには、さまざまな困難、紆余曲折があり、決断に迷うことも多かったそうですが、そのようなとき、何か経営の指針となる経営理念を求めたそうです。しかし、ブラジルの経営者には経営理念を持った人が全くなかったそうで、たまたま出会った松下幸之助の本に強い感銘を受け、それ以来本で学び続けるとともに、最近は、「商いの心」の肉声テ-プを毎朝聞いて、仕事に出かける日々だとのことでした。

ブラジルからのご来館者
ブラジルからのご来館者

今回、ブラジル移民100周年を機会に日本に里帰りしたそうです。
「長年の夢であった松下幸之助の映像視聴を通して、再度<松下哲学>を徹底して学びたかった。
そして、今一度自らの起業の原点、志を再確認し、80歳まで現役で頑張る決意をしたかった」とおっしゃっていました。

 同様なケ-スで、ニュ-ヨ-クで起業し孤軍奮闘している30代の女性経営者もいます。 彼女も日本に帰国するたびに必ず当資料館に来館し熱心に学んでいます。

 海外でのビジネスは日本国内とは比べ物にならない様々な困難があると思われます。そのような時、経営の指針となるべき理念、更には生きていく上での自らの座標軸が強く求められるように思います。

当資料館が皆様の経営や、お仕事、そして人生の生き方・考え方、そして志を再確認し、更によりよいものに高めていく一助になればと思います。

財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 川越森雄

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