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館長からのメッセージ

高度成長著しい、中国からのご来館が増えています
2010年5月

 最近、中国から、大学、大学院生、企業の幹部の来館者が急増しています。

日本の企業経営の現状を学ぶ一助に、松下幸之助の経営哲学を学ぼうという目的ですが、高度成長期にあるためか、中国人の気質なのか、日本人には見られない、熱心さ、熱気そして貪欲さを感じます。

 来館した中国人に聞きますと、松下幸之助は現在でも、中国で人気№1の経営者とのことで、多くの経営者、ビジネスマンは、松下幸之助の書籍を読んでいるとのことです。とりわけ、今から30年以上前の昭和50年代初頭、松下幸之助は、「21世紀はアジアに繁栄が巡ってくる、その時、日本と中国が協力して、その受け皿にならないといけない」との強い信念のもと、中国での電子機械工業の導入と進展に全面的に協力しましたが、そのことが中国では今でも周知の事実で、多くの人がその恩義を忘れていないとのことです。

 今、中国は、日本の高度成長期であった、昭和40年代の初めと同じ状態かも知れません。昭和39年は、東京オリンピックの年でした。そして43年には日本が西ドイツを抜いて、奇蹟の経済復興を果たし、GDP世界2位になりました。そして昭和45年は大阪で万博が開催されました。

 今日、日本の経済は長期の停滞状態にありますが、発想を変えれば、最大のチャンスが訪れているようにも思います。まさに、松下幸之助が喝破したように、今アジアの大繁栄の時代が到来しています。そして日本はそのアジアのリーダーです。当資料館も、21世紀を担うアジアの人たちにいささかでもお役に立つべく、松下幸之助の行き方、考え方を通して、その成功哲学をご紹介してまいりたいと考えています。

皆様のご来館をお待ちしております。

財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 川越森雄

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