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館長からのメッセージ

限りない繁栄国家を求め続けて
2010年6月

 松下幸之助は「物心一如の繁栄」の実現を生涯求め続け、昭和21年、PHP運動を開始、さらには、昭和54年、84歳の時に21世紀のリーダーづくりを目指して、松下政経塾を開塾しました。

 幸之助が、様々な政策提言をし続けたのは、「真の繁栄を実現するには、経済活動だけでは限界がある、国家の政治が良くならないと」という強い思いがあったからです。経営者の観点から、政治を国家経営としてみると、あまりにも無駄が多く、生産性が低い、また、本来、国家、国民に殉ずるべき政治家が、私利私欲で活動しているという、強い憤りを持っていました。

 弊資料館の展示室では、幸之助の様々な政策提言をご紹介するコーナーを、「政治への情熱―限りない繁栄国家を求めて」というテーマで設けています。たとえば、「観光立国の実現をはかろう」は、昭和28年にすでに提言していますし、最近話題の、道州制、地域主権については、昭和43年に、「廃県置州」を断行すべきという提言をしています。

更には、昭和53年には、「無税国家の建設」という大胆な提言をし、大きな反響を呼びました。

 政治、経済が混迷する今日、日本のこれからのあるべき方向を考える、そして一人ひとりが自らの「志」を問い直すうえで、数多くのヒントを見つけることが出来ると思います。

展示室「政治への情熱-限りない繁栄国家を求めて」コーナー展示室「政治への情熱―限りない繁栄国家を求めて」コーナー(写真左)

皆様のご来館をお待ちしております。

財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 川越森雄

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