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館長からのメッセージ

素直に自己反省する
2014年12月

早いもので、2014年も最後の月となりました。年末に向けて何かしら気ぜわしい感じがしますが、さて、みなさんはやり残していることはないでしょうか。あれをしておけばよかったと悔いていることはないでしょうか。一年をふり返ってみると、心配事や悲しい事があったなあ、あるいは嬉しい事や感動した事もあってよかった、とさまざまな思いも駆け巡ることでしょう。人生色々、すべてが坦々と進むというわけにはなかなかいきません。
松下幸之助は、一年の締めくくりである12月について、次のように述べています。

「12月は総決算の月。このときに当たり、一年の歩みをふり返り、お互いの心のケジメもつけたいものです。この一年、よかったことはよかった、悪かったことは悪かったと、素直に自己採点しなければなりません。
そしてこの一年は、決して自分ひとりの力で歩んだものではありません。自分で気づかないところで、人びとの協力を得、また思わぬところで迷惑をかけていることもあると思うのです。そんな周囲の人びとの協力に対しては、ありがたく感謝し、迷惑をかけたことに対しては謙虚に謝罪したいと思います。そうした素直な自己反省こそ、次の新しい年の自分の成長にプラスする何かを、必ず与えてくれると思うのです。」 「松下幸之助 一日一話」(PHP研究所刊)より

一年のケジメをつけようがつけまいが、時は勝手に過ぎていきます。しかし、大事な人生です。充実した生き方をしたいと思うのであれば、区切りとしてのケジメを12月にしたいものです。一年をふり返って「今年はよく頑張ったなあ」と自分をほめてみてはいかがでしょうか。あんなこと、こんなこと、いろいろとやってきたなあと思えてきます。そして、気づかないで他人様に迷惑をかけていたことがあったかもしれない、と考えてもみるのもいいでしょう。このように一年をふり返ってみると、多くの人の助けや協力があって、今の自分がいることを改めて知ることができると思います。また、自分の生き方を見直すいいきっかけにもなるのではないでしょうか。
物事は、悲観したり愚痴を言ってもはじまりません。幸之助さんは、「どうしたら道がひらけるか、プラス発想をすることが大事」と考えていました。素直な心になって一年の反省をし、その上で、自分は何をなすべきかを静かに考えてみる、それが12月になすべき大事な事ではないかと思うのです。

松下資料館のポトス松下資料館の観葉植物
2014年11月号に掲載したポトスは成長し続けています

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公益財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 遠藤紀夫

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