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館長からのメッセージ

節目と素直な心
2017年1月

 人生、平坦な道を坦々と歩みたいものですが、現実は甘くはないですね。今までの人生を振り返ってみてください。誰しも大小はあるにせよ山あり谷あり、思いもかけない事に出合ってきたはずです。そしてこれから先も、山や谷といった困難や挑戦すべきことに出合わないとは限りません。そうした時に、自分には無理だ、限界だと思うか、それとも成長のためのチャンスと捉えるかによって、その後の生き方に大きな違いが出てくるのではないでしょうか。まさに人生の良し悪しを左右するのは、そうした節目にどのような考え方・生き方をするかということではないかと思います。
 この人生の節目について、松下幸之助は次のように述べています。

 「(※日々が)ダラダラとつづいているように思うのは、そのつらなりのなかのフシを見すごしているからで、だから心も改まらなければ姿勢も改まらない。大事なことは、このフシを見わけ、自覚し、そのフシブシで思いを新たにすることである。(中略)フシは自然に与えられる場合もあるし、自分でつくり出していく場合もある。いずれにしても、とらわれない心でものを見、考え、ふるまうことである。」 (松下幸之助著「続・道をひらく」PHP研究所刊より)  ※筆者補足

 節目を見逃さないようにするには、「とらわれない心」つまり「素直な心」で物事を見たり考えたりすることが大事だということですね。そうすれば、本質とか問題の核心に気づくようになり、今が節目だということが見えてくる。節目が見えてくれば、さらに自分を成長させるチャンスと捉えて自らを奮い立たせて挑んでいく、という姿勢が松下幸之助にはあったようです。
 年が改まり2017年(平成29年)が始まりました。みなさん、それぞれの思いで今年一年に期するものがあると思いますが、自分にはどのような節目が今年あるのか、そういう視点で一年を見てみることも大事なことではないでしょうか。今年一年も、やはり「素直な心」を基本にして、元気に一日一日を過ごしていきたいものですね。

<松下幸之助“素直な心の十カ条”>
 1. 私心にとらわれない
 2. 耳を傾ける
 3. 寛容
 4. 実相が見える
 5. 道理を知る
 6. すべてに学ぶ
 7. 融通無碍(ゆうずうむげ)
 8. 平常心
 9. 価値を知る
 10.広い愛の心

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松下資料館 館長 遠藤紀夫

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