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館長からのメッセージ

私たちの給料
2019年4月

 私たちは、自らの生活のために働いて給料を得ています。生きていく上で、働くということは最も基本的なことの一つですが、ここでよく考えておきたいことがあります。それは、給料を出してくれているのは誰かということです。会社が給料を出している、間違いではありません。しかしさらに深く考えてみると、会社はお客さまに買っていただいているから給料が出せるわけで、買っていただけなければ給料を出すことはできません。そういうことからいうと、商品やサービスを買っていただいているお客さま・社会から私たちは給料をもらっている、ということが言えるのです。
 みなさんご存知の通り、“日に新た”に変わっていく社会の期待に応えるために、会社は進化し続けなければいけません。会社が進化するためには、仕事が日々進化していく必要があります。そして、社員全員の工夫や努力なくして仕事は進化しません。その働きをお客さま・社会が評価をして買っていただいた結果として、私たちは給料を得ることができるわけです。
 私たちがお客さま・社会から喜んでいただけるような役立つ仕事をすれば、評価が高まり会社はさらに発展していくことになります。そして、給料も上がっていきます。しかし、喜んでいただけないような仕事をしていると、評価は次第に下がって会社は衰退していくことになります。そうなると、給料が減るどころか得ることさえできなくなることもあります。そのようなことから、私たちはお客さま・社会に喜ばれるために、常に工夫や努力ができる人材、自らを成長させることのできる人材にならなければなりません。今やっている仕事が、お客さまだけではなく、上司・部下・関連部署の人・業者さん等の関係者にも喜ばれるような進め方をしているかどうか、そういった仕事姿勢を持つことが大事です。そのためには、次のようなことを日々心がけたいものです。

 ・“もっといい方法はないか”というように、最善の上に最善を求める姿勢を持つ
 ・専門の知識・技術を高める努力をする
 ・お客さま・市場・関係者の声を積極的に聞く
 ・着想したらすぐに試してみる
 ・奉仕の心を持って仕事をする
 ・関係者への報告・連絡・相談をきちんとする
 ・誰にも負けない熱意を持つ
 ・感謝の心を大切にする

 私たちはその道のプロフェッショナルとしての自覚をしっかりと持って、お客さま・社会、さらには周りの人から喜ばれるような仕事の進め方をしていかなければいけません。そして、給料をお客さま・社会からいただいていることに、心から感謝できるようにしたいものです。

松下幸之助の仕事観展示室「人生の行き方・考え方/働くということ」コーナー
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公益財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 遠藤紀夫

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