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経営研究活動

これからの日本的経営を考える研究会

実施内容

3)2015年3月27日 第三回研究会を実施いたしました

2名のメンバーの研究発表とそれぞれの内容についての討議を行いました

発表順

発表メンバー 松山一紀 近畿大学 経営学部 キャリア・マネジメント学科 教授
テーマ 「日本人労働者の帰属意識」
著書『日本人労働者の帰属意識 -個人と組織の関係と精神的健康-』
 (ミネルヴァ書房 2014年5月発刊)より
松下電器の退職金前払い制度
早期退職優遇制度
問題意識
・企業は従業員の帰属意識を低下させようとしているのか?
・日本人労働者の帰属意識が水準以上に強いと考えているから?
・本当に、日本人労働者の帰属意識は強いのか?強かったのか?
日本企業が輝いていた時代
・高度経済成長期以降の日本の躍進
・日本的経営論の台頭
帰属意識とは何か?
・欧米人研究者の議論を参考に
高度成長期
・The Japanese factory (『日本の経営』 刊行:1958年 著者:アベグレン)
・Japan as number one (『ジャパンアズナンバーワン』 刊行:1979年 著者:ヴォーゲル)
・Theory Z (『セオリーZ』 刊行:1981年 著者:ウィリアム・G.オオウチ)
・The art of Japanese management (『ジャパニーズ・マネジメント』 刊行:1981年 著書:パスカル&エイソス)
欧米人研究者の議論から
国際比較からみる日本人労働者の帰属意識
・内閣府 「世界青年意識調査」
・転職経験 (1972年)
・転職経験 (1977年)
・職場に対する不満度 (1972年)
・職場に対する不満度 (1977年)
・職場への定着意識 (1977年)
調査結果から
忠誠心に関する最新調査
・米タワーズワトソンの調査 (2012年2月~3月)
忠誠心とは
組織コミットメント概念
組織コミットメントとは
組織コミットメントの定義
3次元モデル (アレンとメイヤー,1990年)
・愛着的コミットメント
・存続的コミットメント
・規範的コミットメント
組織コミットメント研究から
他律的な帰属意識
日本人労働者の帰属意識の構造
内在化コミットメントとは
愛着的コミットメントが優勢な組織人
健全な(これからの日本的経営を創造する)愛社精神の醸成

発表メンバー 川上恒雄 株式会社PHP研究所 松下理念研究部 研究部長・主席研究員
テーマ 「日本の会社でなぜ修養主義が衰退しないのか」
秋元康&岡藤正弘 「若者よ、競争を、もっと競争を」 (『文藝春秋』2015年4月号)
日本人の長所 (日本人の国民性調査)
修養主義とは
修養主義を推進する団体・人物の例
(島薗 進 1992年「現代日本の経済と宗教」『東洋学術研究』より)
よくいわれる修養主義の背景
「通俗道徳」論から考える
(安丸良夫 1974年『日本の近代化と民衆思想』より)
通俗道徳の広まり
主体の形成と抑制=両義性
労働者の承認欲求
自己鍛錬は不幸の連鎖か?
日本人の「心」と近代化
戦前“サラリーマン”(新中間層)にみるCharacter ethicとPersonality ethicの共存
マーデンを修養主義者として受容
“サラリーマン”の大衆化と不況
戦後の「就職転向」と道徳教育
第十九特別委員会委員
宗教的情操① 「期待される人間像」 中間草案
宗教的情操② 「期待される人間像」 (1966年)
宗教的情操③ 土光委員会 (1972年)
「働きがい」と「生きがい」
いくら努力しても全く報われないことが多い (日本人の国民性調査)
日本の職場にスピリチュアリティーは根づかなかった?
稲盛和夫氏の古典的修養主義がなぜ現代でも支持されるのか?
職場の人間関係 (日本人の国民性調査)
国際比較調査から
(鈴木賢志 2012年 『日本人の価値観』中央公論社 より)
修養主義のままでいいのか?

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