松下資料館とは

館長からの
メッセージ

青春とは心の若さである

多くの中国人経営者が松下資料館を訪れます。最近、「松下幸之助さんは、高齢化社会について何か発言していませんか?」という質問を何人かからいただきました。
中国では急激に高齢化が進んでおり、経営の最前線にいる彼らにとっても切実な問題となっているということでした。

日本の高齢化は1970年に始まります。高齢化が話題になり始めた60年台中盤、70歳の松下幸之助はサミュエル・ウルマンの「青春」という詩に出会います。その詩に強く共感し、自ら短くまとめて座右の銘にしました。

青春とは心の若さである
信念と希望にあふれ勇気にみちて日に新たな活動をつづけるかぎり
青春は永遠にその人のものである

                   『松下幸之助「真筆集」永遠の言葉』より

中国人の方々への講話の中で、この詩をお見せする機会を作りました。急いで書き写している姿を目撃すると、ひとつの答えを提示できたのではないかと思っています。

講話で紹介している「青春」の中国語訳

みなさまのご来館をお待ちしております。

公益財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 後藤淳一