松下資料館とは

館長からの
メッセージ

家族の写真

松下資料館の年度のはじまりは10月。おかげさまでコロナが明けてからは、年度ごとの来館者数も伸び続けています。年内には開館以来の累計来館者数は15万人を達成できそうです。

来館される皆さんにできるだけお声がけするようにしています。時間が許す限りパネルの解説をしたり、映像をご紹介したり。
そんなとき、「松下幸之助さんの本を紹介してください」と要望いただくことがあります。お話いただいた方のご要望も様々です。また、お勧めするにしても松下幸之助の著作だけでなく関連本も多くあるので、選ぶのに困ってしまうこともたびたびあります。

最近、熱心に松下幸之助の研究をされている方にご紹介して喜んでいただけたのが2014年に発刊された雑誌増刊号「生誕・120年 人間・松下幸之助」です。この雑誌にはわたしが編集者時代に取材した企画ページもあります。その企画では家族の写真を30点近く紹介しました。写真はすべて当時92歳だった幸之助の長女・松下幸子さんに選んでいただいたものです。中には1歳で夭逝した弟・幸一さんと写る「唯一の姉弟写真」も掲載されています。ご紹介した方にとって、この写真は初めて見るものだったらしく「新発見です! とても貴重ですね」と驚いていらっしゃいました。

松下資料館の経営図書館には、過去の雑誌や重版未定になった多くの書籍があります。それらの中に皆さんにとって「新発見」があるかもしれません。松下資料館に来られたら、展示コーナーだけでなく、是非、経営図書館もご利用ください。

最近、ご紹介した書籍と雑誌「生誕・120年 人間・松下幸之助」

みなさまのご来館をお待ちしております。

公益財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 後藤淳一