館長からの
メッセージ
松苑-松下幸之助創業者とともに
松下電器の創業期を知るうえでとても役に立つのが『松苑-松下幸之助創業者とともに』という1冊の書籍です。松下電器を退職後、PHP研究所の参与をしていた大正生まれのTさんが松下電器のOBの方々に声を掛けて原稿を募集。13年の歳月を掛けて7冊の文集をしあげました。
その7冊を保存版としてひとつにまとめたのが『松苑-松下幸之助創業者とともに』です。
わたしがPHP研究所に入社した1983年、Tさんは正に1冊目を編集している最中でした。60代後半でそれまで編集経験のないTさんが周囲の若い人に教えてもらいながら制作している姿に、とても感動しました。
Tさんは編集に携わるうちに「発展する会社は歴史を大切にする。歴史とは、創業者、先輩であり、事業であり、その心である」と考えるようになった、と語られたそうです。
Tさんの年齢に近づいたわたしは、本に記されたエピソードをたびたび講話で使わせていただく立場になりました。
いつも気にしているのは、できるだけ記述された表現を大切に、そして「心」を伝えられるように、ということです。

『松苑-松下幸之助創業者とともに』と文集は経営図書館で閲覧することができます。
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公益財団法人 松下社会科学振興財団
松下資料館 館長 後藤淳一